やりがいを持つためのポイント
仕事に対するやりがいの感じ方は、人それぞれ異なります。同じ仕事をしていても、やりがいを感じる人と、そうでない人がいます。それは人間として一人ひとり人生に求めるものや価値観が違う以上、そうなるのは当然のことです。実際、人に喜ばれるだけで充実感を得られる人と、明確な成果が目に見えないと満足できない人がいるように、仕事に対して価値を感じる場面はさまざまなのです。
ただ、やりがいはただ待っていれば湧くようなものではありません。もし、仕事に対するやりがいを持ちたいのであれば、自分がやりがいを感じる場面を知ろうとすることが重要です。たとえば、労力に見合った報酬をもらっていると実感したとき、人に喜んでもらえることを直に感じることができたとき、目標を達成できたときなど、これまでのやりがいを感じた瞬間を振り返って探りましょう。
同時に、仕事を楽しめない原因を冷静に分析することも大事です。そこを理解することで、何に不満を抱いているのか、何を求めているのかがわかってきます。その中で、働くうえでどうしても譲れないポイントを挙げてみましょう。「これだけは」というポイントを満たしていれば、案外他のことは多少我慢ができたりするものです。そのポイントで達成感や充実感を得ることができれば、それはやりがいにつながります。やりがいを感じ続けたいのなら、小さなことでも目標を持つのがベターです。目標を達成するたびに、それがモチベーションの糧になります。